登山ガイドによる 伊吹山のおすすめポイント
登山ツアー”旅の本棚”で、皆さんをご案内させて頂く登山ガイドによる伊吹山 登山ツアーのおすすめポイントです。
いろとりどりの高山植物がたくさん見られる
伊吹山は日本の植物分布においてほぼ中央部の山とされ、北方系や日本海側の植物が多数見られるほか、石灰岩地層と冬季の寒冷な季節風の影響を受け、伊吹山にのみ見られる特産種が多いことも知られています。
高山植物ガイド
イブキトラノオ
花期:7月上旬から9月上旬
タデ科の多年草で山地および高山帯の草原に生える。
イブキの名を冠するのは伊吹山に多数見られたこと、花穂を虎のしっぽに見立てたことによる。
イブキシモツケ
花期:4月下旬から5月下旬
バラ科の落葉性小低木。最初伊吹山にて標本が採られたことが名前の由来だが近畿以西に広く分布する。
石灰岩質の日当たりのよい岩礫地を好む。
ハクサンフウロ
花期:7月上旬から8月下旬
本州中部以北東北までの亜高山帯以上のやや湿気た山地に生える多年草。
伊吹山が分布の南限。名は加賀白山で標本が採られたことに由来する。
シモツケソウ
花期:7月下旬から8月下旬
バラ科の多年草。夏から初秋にかけて伊吹山山頂部を赤く彩る。
全国的に広く分布。
オトギリソウ
花期:7月下旬から8月下旬
日本全土の山地に生える多年草。古くから薬草として利用されている。
日当たりのよい草地に好んで生える。
山頂一帯は冬季の強烈な季節風と石灰岩質のため、樹木が成長せず見晴しが良い
一等三角点のある大展望の山頂
琵琶湖が眼下に大きく広がる絶景、条件が良ければ遠く北アルプスや御嶽山、加賀白山が見えることも。
伊吹山山麓から登山するとトレーニング効果抜群
伊吹山南山麓の三宮神社が古くからの登山口、ここの標高が220mなので、山頂の1,377mとの単純な標高差は1000m以上。往復はかなり厳しいですが、ツアーバスは山頂駐車場まで迎えに行くので夏山山行前のトレーニングとして最適です。
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伊吹山の登山ツアーの一覧
ツアーの一覧を別画面で表示します。必ず、コース詳細ページの「旅程」などツアー内容を確認上、ご予約下さい。
伊吹山のスポット
伊吹山 登山道
伊吹山の登山道は大変良く整備されており歩きやすい道です。1合目と3合目には公衆トイレがあり、5合目には自動販売機もあります。
伊吹山 山頂部
伊吹山山頂部は大変広くなっており、トイレはもちろん、売店や山小屋が点在します。
伊吹山ドライブウェイ スカイテラス駐車場駐車場
売店や食堂などがそろう休憩施設。展望台も併設され絶景を楽しめます。
伊吹山 北尾根
伊吹山の知る人ぞ知るコースがこの伊吹山北尾根。
伊吹山ドライブウェイから滋賀県と岐阜県の県境に沿って伸びる稜線で、特に4月下旬から5月中旬まで様々な春の山野草が咲き乱れる。アプローチが悪いのでツアーで歩くのがおすすめ。
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伊吹山の登山ツアーの一覧
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伊吹山の信仰と伝説や山岳宗教に関して
伊吹山の神「伊吹大明神」は、日本最古の歴史書『古事記』や『日本書記』に登場する。『古事記』では、日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊吹大明神と戦って敗れたという伝説が残っており、山頂には日本武尊の石像が建っています。
飛鳥時代に役小角(えんのおづぬ)が伊吹山に登り寺を建立し、奈良時代に白山を開山したと泰澄(たいちょう)が白山信仰を伝えたと言われています。また、9世紀頃には、密教の修験の場の一つでした。
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