サロベツ湿原センター

サロベツ湿原センターの概要

2011年4月、サロベツ原野の玄関口に建つ環境省の案内施設として「サロベツ湿原センター」がオープンし、「認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク」が管理運営を行っています。この施設は「人と自然の共生」をテーマに、太陽光発電や、ヒートポンプ暖房など、自然エネルギーを利用し、化石燃料に頼らない環境に配慮した建物となっています。
展示が充実した館内では、湿原の成り立ちや、そこに生息する動物や花々、地域の人々の暮らしや産業、かつて行われていた泥炭採掘の歴史などについて、写真やパネル、豊富な映像資料から知ることができます。
また、同年１２月には東映６０周年映画『北のカナリアたち』のロケ地として使用され、主演の吉永小百合さんや、センターのスタッフ役として満島ひかりさん、駿河太郎さんなどのキャストが訪れました。

木道

サロベツ湿原センターから湿原へとのびる一周１kmの木道はバリアフリー対応のため、車椅子やベビーカーでも安心して利用でき、途中にテラスやベンチが設置されているので、心ゆくまで広大な景色や可憐な花々を楽しむことができます。
木道は24時間利用可能です。

野鳥たちの楽園

夏はノビタキやチュウヒが繁殖のために飛来し、春と秋にはオオヒシクイやコハクチョウなどの渡り鳥たちが休息のためにサロベツに立ち寄ります。冬はオオワシ、オジロワシが渡ってきます。

草原の野鳥
シマアオジ、ホオアカ、オオジュリン、ノビタキ、コヨシキリ、ノゴマ、カッコウ、ツツドリ、ベニマシコ、ヒバリ、アリスイ、シマセンニュウ、エゾセンニュウ、ツメナガセキレイ、チュウヒ、ヒイロチュウヒ、オオジシギ、タンチョウ、マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウ、オオワシ、オジロワシ、ケアシノスリ、ユキホオジロなど

森林の野鳥
アカゲラ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、シマエナガ、キクイタダキ、ベニヒワなど

開館時間 / 休館日

開館時間：【 5月～ 10月】9：00～17：00　　【 11月～ 4月】10：00～16：00
休館日：【 5月～ 10月】なし　　【 11月～ 4月】月曜日、年末年始

住所/電話番号

〒098-4100 北海道天塩郡豊富町字上サロベツ８６６２　0162-82-3232

出典：サロベツ湿原センターホームページ

ラムサール条約湿地

サロベツ原野 | ラムサール条約湿地
湿地のタイプ：高層・中間・低層湿原、淡水湖
登録年月日：2005年（平成17）11月8日
湿地の特徴：高層湿原、オオヒシクイ、コハクチョウ渡来地