米子水鳥公園の概要
米子水鳥公園がある中海周辺は、国内で確認された野鳥のうち、およそ40%の種類が記録されており、山陰屈指の野鳥の生息地です。その東端にある米子水鳥公園は、広さ約28haを誇る水鳥のサンクチュアリ(保護区)で、水鳥の生息地として大変重要な場所のひとつです。
米子水鳥公園では、一年を通じて、水鳥をはじめ様々な生き物達の営みを観察できる貴重な湿地となっています。
また、観察会や自然教室などのイベントが実施されています。
米子水鳥公園で見られる野鳥に関して
米子水鳥公園にいるコハクチョウは朝方に公園を飛び立ち、鳥取県南部町や島根県安来市の水田地帯(安来平野)へ行って落ち穂や草の根を食べます。そして、夕方になると帰ってきます。米子水鳥公園は、コハクチョウにとっては「家」のような、大切な環境です。
他にも米子水鳥公園では、冬はカモ類やサギ類・国の天然記念物であるマガン・ヒシクイなどが毎年観察されています。夏は、水鳥の子育て(カイツブリ・カルガモ・バン)、オオヨシキリ、ツバメ、たくさんのイトトンボなどが観察できます。
ラムサール条約
中海 | ラムサール条約湿地
湿地のタイプ:汽水湖
登録年月日:2005年(平成17)11月8日
湿地の特徴:大規模コハクチョウ・ホシハジロ・キンクロハジロ・スズガモ渡来地
米子水鳥公園は、水鳥をはじめ様々な生き物達の生息地として、希少な環境が市民運動によって守られ、中海の一部としてラムサール条約に登録されたことをうけ、市民と共に自然を守り育てていく施設として運営しています。そのため、環境教育のイベントを行うだけでなく、来館者への対面解説を行ったり、ボランティアの方々に環境管理へ参画していただくなど、CEPA(交流、学習)に従った湿地管理を進めています。また、湿地環境を受け継いでいく次世代の育成にも取り組んでいます。
ネイチャーセンター
米子水鳥公園には、つばさ池、中海や彦名干拓地を一望できる「展望ホール」、四季を通じて、たくさんの野鳥が羽を休めているつばさ池が一望できる「観察ホール」、コハクチョウを中心に様々な映像を選択ボタンにより視聴できる「視聴覚室」、コハクチョウに関する「展示ホール」、水鳥公園周辺に生息する様々な生き物の標本の展示を行っている「展示室」、教室や会議を実施できる「会議室」が備わったネイチャーセンターがあります。
米子水鳥公園の開園・休園・入館料など
開館時間 :[4月~10月] 9:00~17:30
[11月~3月] 7:00~17:30(土・日・祝日)
9:00~17:30(平日)
休館日 : 毎週火曜日(祝日と重なった場合は その翌日)、祝日の翌日(土曜日、日曜日を除く)、12月29日~1月3日
ネイチャーセンター入館料 : 大人 310円 (中学生以下・70歳以上の方は無料)
2022年1月11日 現在
住所/電話番号
〒683-0855 鳥取県米子市彦名新田665 0859-24-6139
米子水鳥公園の場所と行き方
電車
JR山陰本線「米子駅」から6.4km タクシーで17分。
自動車 乗用車50台収容可能 無料
山陰自動車道 米子南ICから8km、車で19分。
飛行機
米子空港より9.7km。タクシーで約12分。
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参考:米子水鳥公園 ホームページ
バードウォッチング ツアー
初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。
中国地方のバードウォッチング 野鳥観察施設 一覧
中国地方にある、バードウォッチング用の野鳥観察施設を紹介しています。
一覧には、観察用の建物や小屋が無くても、管理所があり、管理所主催の探鳥会などが催されているような所、展示所があり、野鳥に関する展示があるような所も掲載しております。
都道府県 | 施設名 | 住所/電話番号 |
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鳥取県 | 米子水鳥公園 | 〒683-0855 鳥取県米子市彦名新田665 0859-24-6139 |
島根県 | 宍道湖グリーンパーク | 〒691-0076 島根県出雲市園町1664−2 0853-63-0787 |
岡山県 | 岡山県自然保護センター | 〒709-0524 岡山県和気郡和気町田賀730 0869-88-1190 |
広島県 | おおの自然観察の森 | 〒739-0488 広島県廿日市市大野矢草2723番地 0829-55-3000 |
山口県 | きらら浜自然観察公園 | 〒754-1277 山口県山口市阿知須509−53 0836-66-2030 |
山口県 | つのしま自然館 | 〒759-5332 山口県下関市豊北町大字角島893−1 083-786-0430 |