大泉緑地でバードウォッチング

大泉緑地で探鳥トレ-ニング

久下氏と打ち合わせをした後に、元旦からソロ・バードウォッチングを始め、錦織公園や大阪城公園にも行った話をしました。双眼鏡の扱いには少し慣れたけど、林間では上手く見れない事や、見れた野鳥を見分けるのはまだまだと言うと、一緒にバードウォッチングに行こうということになりました。
打ち合わせの時に、初めてのバードウォッチングのツアー・コンセプトは「自分の双眼鏡で野鳥を観察できるようになること」、すなわちソロ・バードウォッチングを楽しめるようになることであると認識を一致させたのですが、それをツアー・サイトでどのように掲載するかが今後の課題という事になっていました。
なので、久下氏と一緒にバードウォッチングに行けば、ソロ・バードウォッチングを楽しめるようになるためのステップが見えてくるだろうと考えたのです。
久下氏が選んだフィールドは堺市の大泉緑地でした。

大泉池のウッドデッキ

大泉緑地でバードウォッチング

大泉池のウッドデッキとは、大泉緑地の中にある大泉池に突き出た桟橋のようなデッキのことです。大泉池を見回すのに良いウォッチング・ポイントです。到着するなり久下氏は「今日は鳥が少ない」でした。いつもよりも、種類も羽数も1月中旬にしては少ないという事でした。
池に来て最初にすることは、初めてのバードウォッチング 服部緑地公園で教わりました。「池の淵や池の周りの木々に鳥が止まっていないか確認」です。あわよくばカワセミを見つけることができるかもです。”あわよくば”と書きましたが、”意識的にチェック”して見つけたことは、決して偶然ではないのです。
大泉池は蓮が有名ですが、冬は花や花托が枯れて、茶色くなった茎が立っているだけの状態になります。多くの茎が水面に立っているのですが、その先にカワセミが止まっていることもあるそうです。

カワセミを発見

久下氏がフィールド・スコープを池の中の小島の方に合わせながら「カワセミが居るのが分かりますか?」と言いました。あわてて双眼鏡で探しましたがよくわかりません。大まかな位置を教えてもらい、探してみると、カワセミ独特のブルーを捉えることができました。しかし、110m先のスズメよりも少し大きいだけのカワセミは8倍の双眼鏡ではよく観察できず、フィールド・スコープを覗かせてもらいました。しっかりとカワセミを観察でき、再び双眼鏡でカワセミを見てみました。
池を見下ろしやすい岩の上にいて、おそらく小魚を狙のに好都合な場所なのでしょう。

ユリカモメ

ユリカモメ

マガモカルガモコガモなどカモ類やカイツブリに混じって泳ぐ白い鳥がいます。 ユリカモメと教えてもらい、こんな内陸の池にいることに驚きながらも、初めてのバードウォッチング 大阪城公園のレポートにも、大阪城のお堀でユリカモメを見たと記載されていたことを思い出しました。カモメは海鳥という固定概念は捨てなくてはいけませんね。ユリカモメは主にカムチャッカ半島から渡ってくる冬鳥です。カムチャッカ半島から飛んでくることができるので、海辺から10km程度の距離なら近所を散歩する程度の距離感なのかも。

ユリカモメ

ウッドデッキにいると、エサを貰うことを期待して、多くの鳥が寄ってきます。しばらくして、エサがもらえないと分かると、遠ざかっていきます。ユリカモメは、飛んでウッドデッキの手すりの上まで寄ってきます。数羽のユリカモメが手すりに止まりました。

ユリカモメ

久下氏が「茶色い羽が残っているのは、若いユリカモメです」と教えてくれました。オスとメスでは色が全然違う野鳥は、たくさんいます。他に、幼鳥、若鳥、成長と色が変わっていく野鳥も多いのです。

水流エリア

先ほどまで小島にいたカワセミが戻ってこなくなったので、水流エリアの方に行ったのだろうということで、水流エリアに移動しました。至る所にカワセミ待ちのカメラマンがいましたが、カワセミの気配はありませんでした。

水流エリアは林間にあり、茂みや木立の枝に野鳥の気配があります。ベンチに座ったオジサンがエサを撒いて鳥を集めています。野鳥や野生動物にエサを与えるのはご法度です。

シジュウカラ

オジサンの周りに飛んできている鳥はスズメぐらいの大きさなので、スズメだと思っているとシジュウカラでした。

ヤマガラ

そして、ヤマガラも混じっていました。

頭泉池

頭泉池でも野鳥を観察しました。大泉池にはいなかった、キンクロハジロコサギなどがいました。
コサギは湿地のような所にいました。微妙な環境の変化でいてる野鳥が変わることを学びました。

林間でシロハラとコゲラ

林間の小道で久下氏が立ち止まり、前方の木の枝を指さしました。鳥を双眼鏡で捉えることができましたが、何という鳥か判別できませんでした。久下氏に「お腹が白いシロハラ」と教えてもらいました。その時に今「ギーギーと鳴いたのはコゲラです」と教えてもらいました。数歩歩くと、久下氏が木の幹を指さすので見てみるとコゲラがいました。双眼鏡でも観察できました。

バードウォッチングに関する気付き

・どのような場所に、どのような野鳥がいるのかを知ることは野鳥を見つけるコツの一つ。
・羽の色で、種別、雌雄、若鳥か成鳥かを知ることができる。
鳴き声で野鳥の種別が分かれば、行動パターンなどから推測して探しやすい。

バードウォッチング ツアー

初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。

バードウォッチング ツアー

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バードウォッチング基礎知識

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