神戸市立森林植物園へ行ってみた

神戸市立森林植物園へルリビタキを探しに

神戸市立森林植物園へ行ってみた

私用のために、神戸へ行ったあと、神戸市立森林植物園へ行くことにしました。大阪城公園でルリビタキの幼鳥を見たので、オスの成鳥を見たいなあと思ったのです。神戸市立森林植物園の駐車場は、午後5時に閉門です。滞在できる時間は、2時間弱なので、ルリビタキに遭遇できるとは限りませんが行かないことには、見ることはないので、とりあえず行くことにしました。

エナガの群れ

森林展示館からあじさいの坂の方へ向かうと、いきなりエナガの群れが木立の茂みへ飛び込んでいきました。茂みの中で、エナガが動き回っているのは分かりますが、双眼鏡でじっくりと見ることはできませんでした。
まあ、ターゲットはルリビタキなので、エナガを早々に諦めて移動することに。

長谷池へ

長谷池へ

長谷池の奥に野鳥の森というエリアがあるようなので、そこを目指すことにしました。なので、先ずは経由ポイントの長谷池へ。

カワセミの写真

長谷池の周遊路を歩いていると、カワセミの写真がありました。長谷池に着いた時から、多くの木の枝が、池側に張り出しているので、カワセミがいそうだなと思って、チェックはしていました。この写真の所に来たときに、双眼鏡でチェックをし直しましたが、カワセミはいません。ルリビタキが目的なので、移動しようとした瞬間です。視界の端に何かが飛んでいくのを感じ、そちらに顔を向けると、一瞬ですが、青いものが見えました。色の感じからしてカワセミです。
飛んでいった方向の木の枝を順に双眼鏡でチェックすると、間違いなくカワセミでした。
少し遠い場所なので、スコープで見ようとセットしようとしても、カワセミを捉えることができません。双眼鏡で先ほどの枝を見ると、いなくなっていました。その周りの枝をチェックしてもいません。
こうなると意地になり、カワセミ探索のスイッチが入ってしまいます。

カワセミ探索

カワセミ探索

スコープのセット中に飛んでしまったので、カワセミがどの辺りに飛んだかは不明です。根拠は薄いのですが、そう遠くない所にいそうです。まずは、現地点から居そうなところを一通りチェック。それでも見つからないので、少し場所を移って角度を変えてチェック。あちらこちらに移動していると、一瞬ですが青い点が飛んだ気がしました。池の低い所から低い所への飛翔でした。
水面ギリギリの枝に止まっているのを見つけました。上に多くの木の枝があり、少し陰になる場所だったので、青色が輝かず、鈍い色でした。
落ち着きがなく、よく動くのでピントが合いませんが、姿かたちが分かる程度の写真を撮ることができました。
カワセミは、この低い枝から何度も池へダイブを繰り返しましたが、小魚を咥えていることはありませんでした。数分で、カワセミは飛び去りました。

明るい場所のカワセミ

明るい場所のカワセミ

今度は、飛んでいった方向も、おおよその場所もわかっていました。
明るい場所の木の枝に止まったので、青く光っていて、直ぐに分かりました。しかも、ほぼ目の高さで、直線距離で5メートルぐらいの距離まで近づくことができ、肉眼でもカワセミの姿が分かります。

明るい場所のカワセミ

これほど、じっくりとカワセミを見るのは久しぶりです。大阪城公園では2~3分しか見れませんでした。ある程度、撮影を終えた頃に、カワセミは池の彼方に飛び去りました。

ルリビタキ探索へ

野鳥の森の方へ進もうとすると、「この先、園外となります」というような看板があったので、野鳥の森の方へ進むのはやめにして、ブリースベーンの森というエリアに足を延ばしました。アトリが数羽いましたが、ちょこまか動き、写真を撮影する前に飛んでいってしまいました。
ここの奥の方にある林道は、野鳥がいそうですが、閉門まで30分ぐらいしか時間がなく、行って戻って来るのは無理と考えて、断念しました。

再び長谷池へ

林道を諦めた時に、長谷池ではカワセミの写真は撮ったけれど、長谷池の様子を撮影していないことに気付き、再び長谷池へ行って長谷池の写真を押さえてから帰ることにしました。
カワセミ撮影に熱くなりすぎて、引きの写真を撮るのを忘れていた。とりあえず、カワセミが止まっていた枝を、空でも良いから撮影しておこう」と長谷池のほとりを半周回って、カワセミを撮影したポイントへ。

再び長谷池へ

すると、同じところにカワセミが止まっているではありませんか!
カワセミは同じ場所に戻ってくるのは珍しくはありませんが、5分程しか時間の余裕が無いタイミングで、戻ってきてくれたのはありがたかったです。

タネを明かせば、最初の方の、長谷池の写真カワセミのプレートカワセミの引きの写真は、閉門寸前に撮ったものです。わざわざ、タネあかしをしているのは、カワセミは縄張りを持ち、そのエリアをぐるぐると飛び回ることを説明したかったからです。
他に、ウグイスジョウビタキルリビタキモズキビタキなども、一時的に縄張りを持ち、数分ごとに同じ場所に戻ってくるのを見たことがあります。

バードウォッチングに関する気付き

  • 縄張りを持つ野鳥は、同じ場所に戻ってくる可能性がある

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バードウォッチング基礎知識

神戸市立森林植物園の場所と行き方

神戸電鉄 北鈴蘭台駅と森林植物園の間は、無料送迎バスが運行されているそうです。(所要時間 約10分 / 定員55名)

三ノ宮付近から車で約25分。

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