箕面でバードウォッチング

箕面公園でバードウォッチング

久下氏が箕面公園でバードウォッチングをすると言うので、同行させていただきました。
箕面公園は興味深いバードウォッチング・スポットの一つでしたが、都市公園とは異なり、渓谷のフィールドです。初心者の私が、ふらりと行って野鳥を見つける自信が無かったので、このチャンスはありがたかったです。

渓谷でのバードウォッチングのコツを記事にする事を意識しながら、探鳥が始まりました。

渓流でのポイント

渓流でのポイント

基本は池と似ており、先ずは端を遠くから手前にチェックです。特に茂みになっている所は入念にチェックです。
次に、川に張り出している木の枝。鳥が水を飲みやすそうな所をチェックです。

渓流でのポイント

川際の斜面や、岩影や岩の隙間もチェックです。

渓流でのポイント

中洲のような場所も要チェックです。

渓流は都市公園の池のように見通しが良い訳でないので、注意力が必要になります。また、都市公園では、ほとんど動くモノが無い中で、何かが動いたと気付きやすいのですが、渓流は川の流れに意識を乱されるので、集中力が必要となります。

山林でのポイント

山林でのポイント

山林も基本は都市公園と似ていて、見通しの良い高木は要チェックです。都市公園よりも猛禽類が止まっている可能性が高いです。近くの木の枝も要チェックです。

山林でのポイント

やはり木は、野鳥が止まっている可能性が高いです。

山林でのポイント

建物の屋根の上も野鳥が止まっている可能性が高い場所です。

山林も基本は都市公園と似ていますが、木の密集度が高いので、注意力が必要となります。

ミソサザイ 最少クラスの野鳥

ミソサザイ

久下氏が「ミソサザイ!」と言って対岸の川べりを指さしました。私には全く分かりません。注意して見ると何かが動いたのが分かりました。双眼鏡で見ると丸い野鳥です。しかもスズメよりも、かなり小さい、体長 約10cmの野鳥です。すばしっこく動いています。久下氏がフィールドスコープをセットしているうちに岩の下に潜りこんでしまいました。しばらく待つと出てきましたが、ちょろちょろと動き回りなかなか撮影ができません。何度か岩の裏に入って見失ってしまい、いつの間にか少し離れた場所に現れたのを見つけるということを繰り返していました。そして、やっとのことで撮影に成功しました。

ミソサザイ

水辺の近くに出てきた時に何か咥えているようでした。ミソサザイは、木や岩の下にいる昆虫を食べるそうです。

ミソサザイ

ミソサザイは、尾をピンと立てています。コミカルな容姿に、見ていて笑みがこぼれます。

ルリビタキ

ルリビタキ

この日、5羽(私は4羽)のルリビタキを見ることができました。最初に見つけたルリビタキは林間の薄暗い所で、それほど青く見えなかったので「カワセミの方が綺麗やな」と思っていましたが、その後に見たルリビタキは色鮮やかで「なるほど。みんなが見たがるはずや」と納得できました。
後で、最初に見たルリビタキを明るい所で見ることができましたが、やはり鮮やかさに欠けました。(撮影できず)
久下氏が鮮やかな青色になるには3年かかり、その鮮やかでない個体は2年目の若鳥だと教えてくれました。

ルリビタキ

途中で見つけたルリビタキは1年目の若鳥でした。尾の先が青色です。この日、1年目の若鳥、2年目の若鳥、成鳥を見ることができました。これは貴重な野鳥観察となりました。

ルリビタキ

ルリビタキのメスは、オスの若鳥と似ているそうです。メスのルリビタキは、尾の青色が、もう少しくすんだような青色だそうです。

ハシボソガラス

ハシボソガラス

ハシボソガラスが地上を歩いていました。自宅の近所にいるのはハシブトガラスなので、少し観察したいと言うと、久下氏が凛々しい写真を撮ってくれました。ハシブトガラスはおでこが丸く出た感じですが、ハシボソガラスは、くちばしから頭頂部まで、ほぼ一直線でシャープな感じです。鳴き声の違いはすぐに分かります。ハシブトガラスは「カーカー」と鳴きますが、ハシボソガラスは「ガーガー」とだみ声で鳴きます。

バードウォッチングに関する気付き

  • 渓流や山中の林間での探鳥は、都市公園に比べると注意力が要る

バードウォッチング ツアー

初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。

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バードウォッチング基礎知識

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