馬見丘陵公園でバードウォッチング
馬見丘陵公園へ ルリビタキを探しに
奈良に用事で出かけた時に、馬見丘陵公園に立ち寄りました。神戸市立森林植物園の時と同様に、ターゲットはルリビタキです。お昼過ぎからと、あまり良い時間帯ではないのですが、行かないことには見ることはできません。初めて行く公園なので、スポットも全く分からないまま出かけました。
林の中
久下氏に、林の中のある倒木には虫がいるから、ルリビタキが食べにやって来ると教えてもらったので、林の中の倒木をチェックしながら歩きました。しかし、ルリビタキどころか、ほとんど鳥の気配がしません。いるのは、賑やかに鳴きながら木の梢付近を飛び交うヒヨドリぐらいです。
上池
うろうろしていると、上池の「水鳥と花の広場」という場所に出てきました。名前の通り、多くの水鳥が見えます。
久下氏からは池では、池の淵のチェック、カモを順にチェックするようにと教えられています。その教えの通りにチェックすると、多くのマガモ、カルガモ、ヨシガモに混じって、白っぽい水鳥がいます。距離が遠いので、双眼鏡では漠然と白っぽいことしか分からず、「まさかミコアイサ?」と思ってスコープを合わせてみると、カワアイサのようなシュリエットのようです。
池を回り込んで、距離を詰めて見てみると、カンムリカイツブリでした。
バードウォッチング・ツアーで見たことはあるのですが、じっくりと見れずに、あまり記憶に残っていなかったので、どうにかスマスコ撮影しようと試みましたが、けっこう動くのと距離が遠いのとで良いショットは撮れませんでした。
頭上で特徴のある鳴き声が聞こえたので、木の枝の間を探していると、葉が落ちた裸の枝に飛んでくれました。双眼鏡で見ると逆光でシュリエットしか見えず、スコープを合わせているうちに飛んでしまいました。写真を撮影していた方が「シメでしたよ」と写真を見せてくださいました。
アオバト
木の上の方に向かってカメラを向けている方がいたので、少し離れた場所から何がいるのかチェックしていると、「アオバトです。私はもう写真を撮ったので」と、アオバトが見えやすいベストポジションを譲ってくださいました。それでも枝が被って写真を撮るのに苦労しました。
アオバトが向きを変えたり、微妙に動くので、角度や場所を少し変えて撮影していると、カメラを持った女性が、「アオバトですか?」と声をかけてきました。「そうです」と答え、ちょうど撮影が終わったので、場所を譲ってあげて、「本当はルリビタキが見たいんですがね」と言うと「今日はルリビタキは見ていないけど、ベニマシコのオスは見ましたよ」と教えてくれました。でも、5分程でどこかに飛んじゃったそうです。
このアオバトが止まっている木は、同じ個体かは不明ですが、よくアオバトが止まっているそうです。
馬見丘陵公園で野鳥を撮影している方は、フレンドリーで親切な方が多いように感じました。
バードウォッチングに関する気付き
- カモは端から端までチェックしてみる
バードウォッチング ツアー
初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。
バードウォッチング基礎知識
久下直哉氏監修のバードウォッチング基礎知識です。バードウォッチングを始める方は参考にしてください。 バードウォッチングの楽しみ方 / バードウォッチングの時の服装や持ち物
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馬見丘陵公園の場所と行き方
近鉄田原本線「池部駅」下車、緑道北口(緑道エリア)まで徒歩2分。緑道北口から馬見丘陵公園の北エリアまでは約15分です。
近鉄大阪線「五位堂駅」より奈良交通バス33系統「馬見丘陵公園」下車すぐ。
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