キナバル山を登頂するツアー
キナバル山
キナバル自然公園 :マレーシアの世界遺産(自然遺産)2000年に登録
キナバル山 東南アジア最高峰
キナバル山は標高4095mあり、東南アジア最高峰。
頂上付近は、花崗岩がむき出しの独特の岩場の風景が広がる。
キナバル山は、登山道が整備され、ガイド同行も義務づけられており、コースも難易度は高くなく、人並みの体力さえあれば初心者でも登頂は可能。
標高3,200m付近の山小屋に1泊して、高度に体を慣らしながら頂上のローズピークを目指すのが一般的。
キナバル山を含む3つの山の山域保護を目的としたキナバル国立公園は、2000年にマレーシア初の世界遺産に登録。
キナバルの小屋 ラバンラタレストハウス
ラバンラタレストハウスは、キナバル山の標高3272mに位置し、約80名を収容できる2階建ての立派な山小屋です。1階にレストランと売店、2階に宿舎があります。温水シャワーの設備が有り、トイレは水洗トイレ、部屋は2段ベッドが2つ置いてある4人部屋を相部屋で利用します。また、部屋には電気製の暖房設備もあり快適に過ごす事ができます。
売店では、缶ビール・コーラ・ジュース、スナックなども販売しています。ミネラルウォーターも通常販売しておりますが、売り切れている場合もありますのでご注意ください。その場合は、レストランでお湯を購入して水筒に入れて下さい。
明るく広い食堂(写真:左)、中華メインで並ぶロッジの夕食(写真:中央)、山小屋にしては清潔感のある2段ベッド(写真:右)
※食事は、日によって洋食風になる場合もございます。
キナバル山の入山に関して
キナバル山は、環境保全のため入山者の数は山中にある山小屋のベッドの数と同じ200人弱と厳しく制限されています。山中はテント泊やビバークは禁止されています。また、登山道の途中に関門があり、通過制限時刻があるので、日帰りでの登山は不可能となっています。なので、キナバル山に入山するには、まずは山小屋の予約を取る必要があります。山小屋の予約が取れて初めて、入山許可を取れるようになっています。
入山許可が取れたら、IDカードが発行され、登山口のゲート(左の写真)でチェックを受けます。下山時もチェックを受け、入山人員の管理が徹底されています。キナバル山に登るルートは、TimpohonルートとMasilauルートの2つのルートがありますが、写真のゲートはTimpohonルートのゲートです。
入山の際は、ガイド同伴の義務があり、観光登山客のみでの入山はできません。
キナバルの登山道
キナバル山のTimpohonルートは、登山口から山頂までの距離は約9kmで標高差は2,200mです。登山口付近は熱帯植物が生い茂るジャングル、山小屋付近は高山植物が群生し、山頂付近は花崗岩が広がる岩場という、変化に富んだコースです。
登山道は整備されており、登山者と下山者がすれ違えるほどの幅があり、1~2時間ごとに屋根付きベンチとトイレがある休憩所があります。もしかしたら、山頂付近で眼下に広がる雲海が見えるかもしれません。雲海と花崗岩の岩場はもコントラストは別世界に居るような絶景です。逆に雲海が無く地上まで見渡すことが出来ると、山麓のジャングルと東シナ海を同時に見れるかもしれません。これもまた素晴らしい眺望です。
ゴリラの顔に見える、セント・ジョンズ・ピークとロバの耳に似たドンキー・イヤーズ・ピーク
キナバル山の場所
キナバル山は赤道直下、ボルネオ島の北部(マレーシア・サバ州)に位置し、標高は4095mで東南アジアの最高峰です。周辺はキナバル国立公園に指定されており、植物の種類が多いことでは他に比類がなく、また珍しい野鳥の宝庫でもあります。