再び 甲子園浜でバードウォッチング
甲子園浜で海辺のバードウォッチングのおさらい
一週間前に甲子園浜で、久下氏に教えていただいた干潟や岩礁のバードウォッチングを復習しようと思って、再び甲子園浜に行きました。
干潮の時間を調べて、その時間帯にバードウォッチングをすることにしました。
甲子園浜の野鳥に関するインフォメーション
春と秋に、甲子園浜で見ることができるシギ・チドリに関する看板がありました。
「ダイゼン、イソシギ、オオソリハシシギはまだ見ていないから、今日、見れると良いなあ」と思いながら、看板を携帯で撮影しました。
看板には、鳥の渡りに関しても掲載してありました。
「鳥の渡りに関して」は当サイトでも詳しく説明しております。
岩礁の観察
一週間前は、岩礁と岸の間を、コアジサシが数羽飛んでいましたが、この日は、全く飛んでいません。唖然としながら双眼鏡で岩礁を見てみると、コアジサシらしき野鳥が数羽、岩礁の上にいるようです。フィールドスコープで見てみると、間違いなくコアジサシです。岩礁の上をちょこまかしていますが、飛ぶ気配はありません。
しばらく観察していると、5~6羽のコアジサシが四散するように飛び散りました。
「ミサゴかハヤブサか?」と思い、フィールドスコープから目を離して上空を見ましたが、ミサゴやハヤブサらしき野鳥は全くいませんでした。
あの、一斉に四散したのは何だったのでしょう?
干潟へ移動
沖の岩礁の上にはチュウシャクシギがいます。図鑑では全長42cmと記載されている、大きめの野鳥なので、フィールドスコープであれば種別を見分けることができます。しかし、ダイゼン、イソシギ、オオソリハシシギはいるのかどうか不明です。干潟に移動すれば、いるかもと思って移動する事にしました。
干潟が見えてきましたが、野鳥の気配があまりしないので、気が焦って遠くから双眼鏡で簡単にチェックしましたが、沖の方に立つコサギ以外の野鳥がほとんど見当たりません。先週はコアジサシ、コチドリ、シロチドリなどは多く見ることができ、キアシシギ、キョウジョシギ、トウネン、ハマシギなども観察することができましたが、本当に何もいないのではと思えるぐらい野鳥が見当たりませんでした。
干潟に近付くと、すぐ手前のテトラポットの近くに、チュウシャクシギ2羽とハマシギ3羽が、砂地にくちばしを突っ込んでゴカイのような生物を捕えている様子を観察することができました。比較的近い所を動き回るので、スマスコ撮影は諦めました。
イソヒヨドリ
干潟に東の端の方まで行った時に、聞き慣れた野鳥の鳴き声が後方から聞こえ、その鳴き声が頭上を飛び越えて沖の方へ移動しているのが分かりました。野鳥が飛んでいる姿を見つけ行先を確認して、岩礁に下りたところを双眼鏡で見て、イソヒヨドリであることを確認しました。
最近、会社では新規事業でキャンピングカーのレンタルを始めました。その営業所が大阪府高石市にあり、その営業所の周りで、オスのイソヒヨドリが、よくさえずっています。鳴き声がする方向を確認すると、電柱の上でよく通る鳴き声でさえずっているのです。
私にとってお馴染みの野鳥ですが、海で見るのは初めてなので撮影しようと、フィールドスコープを合わせてみると、かなり遠いので、少しでも近い場所に移動すると、テトラポットの上に見慣れない野鳥がいました。おそらく、イソヒヨドリのメスか幼鳥のようでしたが、あっという間に飛び去りました。こちらの方が撮影したかったです。
沖の岩礁のイソヒヨドリは、さえずっている時は、場所を移動しないので、スマスコ撮影ができそうですが、距離が遠いので、ピントがなかなか合わず、ピンボケでした。
キョウジョシギ
沖の岩礁を順にフィールドスコープでチェックすると、キョウジョシギが数羽集まっていました。フィールドスコープで見分けることはできましたが、細かい動きを観察するには、厳しい状況でした。
シロチドリ
先週は、多くのコチドリを見ることができたのですが、今週は全くいません。しかし、干潟の東端から戻る最中に、シロチドリが数羽、走り回っているのを見つけることができました。
粘りに粘って、ちょこまかと動き回るのと距離があるのでピンボケですが、シロチドリの首の回りの黒い輪が、喉の所で切れている特徴を押さえることができました。
先週に見かけたシロチドリも、今週に見かけたシロチドリも、図鑑で調べると、夏羽であることが分かります。
ユリカモメ
シロチドリを追いかけていると、シロチドリよりも遥かに大きな野鳥がいることに気付きました。カモメっぽい容姿で、以前に大泉緑地で見たユリカモメに似ていると思いました。しかし、ちょっと柄が違うのと、ユリカモメは冬鳥であることを知っていたので、違うカモメだと思って、とりあえず写真を撮っておき、後で調べることにしました。
後で、確認してみるとユリカモメ以外に考えられません。久下氏に確認するとやはり、ユリカモメでした。
大潮の日だった
先週に比べると、見ることができた野鳥の種類や数は少なかったです。今週は干潟が先週に比べると、かなり大きく、見つけた野鳥も沖の方にいて観察するのが困難でした。
途中で、気付いたのですが、干潮には大潮と小潮などの周期があり、大潮の時は干満の差が大きいので、干潟が広かったのでしょう。
野鳥が少なかったのは、干満の差が大きいのが原因かどうかは不明ですが、観察するには大潮の日でない方が良いと思いました。
バードウォッチングに関する気付き
- 海辺は大潮や小潮の時期により、状況が変わる
バードウォッチング ツアー
初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。
バードウォッチング基礎知識
久下直哉氏監修のバードウォッチング基礎知識です。バードウォッチングを始める方は参考にしてください。 バードウォッチングの楽しみ方 / バードウォッチングの時の服装や持ち物
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甲子園浜の場所と行き方
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