蜻蛉池でバードウォッチング
お袋と蜻蛉池へ行く
お袋と泉南に出かけた帰りに岸和田市の蜻蛉池公園によって、バードウォッチングをすることにしました。蜻蛉池公園は、泉州では人気のバードウォッチング・スポットの一つです。名前の通り、蜻蛉池という池があります。他に公園の中央に大池という池、そして周りに大小の池がいくつかあります。
到着したのは、2時過ぎだったので、あまり期待はできないですが、とりあえず回ってみることにしました。
そろそろ渡ってしまそうな時期ですが、ミコアイサのオスが見れたらラッキーと思いながら、池にポイントを絞って探鳥する事にしました。
駐車場から人の少なそうな経路で蜻蛉池を目指します。ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリはすぐに見ることができました。蜻蛉池に近付くとメジロに混じってエナガもいました。珍しくエナガがじっと枝に止まっていたので、お袋も双眼鏡で見ることができて、とても喜んでいました。
あちらこちらで、ウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりが聞こえています。お袋はウグイスは見つけにくいことを知っていたので、見れることを期待はしていませんでしたが、すぐ近くを何かが眼下の藪の方へ飛びました。直観的にウグイスではと思い、藪の辺りを見ると今にも藪へ入ろうとしているウグイスでした。お袋に「あそこ。ウグイス」と言って指をさしましたが、あっという間に藪の奥へ入ってしまいました。
ホオジロ
蜻蛉池を見回しても、やはりカモ類をはじめとする水辺の鳥は少なかったです。池の周りを歩いていると、歩道の端に2羽の鳥がいます。スズメの色を濃くした感じです。おそらくホオジロだろうと思い、撮影して後で確認しようと思いました。撮影しようとスコープを合わせていると、どんどん離れて行き、飛んでしまいました。後で調べてみると、2羽のうちの1羽は、目の所の黒い部分(過眼線)が薄い色だったので、黒い方がオスで薄い方がメスだったと思われます。
飛んでいったホオジロのことは忘れて、池の淵をチェックしていると、何かが少し先の地面から木の枝に飛び移って鳴きだしました。
ホオジロのオスがさえずっています。目の下の頬の所が白いのでホオジロという名前の野鳥です。
枝が被るアングルですが、とりあえず数枚撮って、枝が被らないアングルを探しているうちに飛んでいきました。
対岸の淵を探す
対岸の淵、木が茂っている奥に、オレンジ色のものがチラチラ見えます。「もしかしてオシドリかも」と思いましたが、かなり回り込まないと見える所まで行けません。お袋に歩けるか確認して移動しました。100m程の距離まで近づいたので、とりあえず確認することにしました。双眼鏡では何であるか識別できませんが、思っていたよりもオレンジ色の部分が大きいのでオシドリではないだろうと思いながらフィールドスコープをセットしたら、やはりゴミでした。「残念なお知らせです、、、」と言いながら少しパーンすると青い物体が!
「お袋、スコープを覗いてみ!」と言ってあわてて覗かせました。
「よく見えへん」
「青いのおるやろ!」
「あっ!カワセミ?」
「そう」
「ちっちゃいわ」
流石にこの距離では厳しいので、2枚ほど適当に写真を撮って近づくことに。
しかし、距離を詰めているうちに飛んでしまいました。
「綺麗な青色やった」と言ってましたが、もう少ししっかりと見せてあげたいと思いました。
意外と広い蜻蛉池公園
冬鳥が減って鳥の種類がそれほど多くは無いように感じましたが、ウグイスのさえずりを聞けたり、ツバメが飛んでいたりして、季節の変わり目を感じれたと、お袋は喜んでいました。
次回に蜻蛉池公園にお袋を連れてバードウォッチングをしに来る際は、もう少しリサーチして、ウォッチング・ポイントを絞り込むか、効率よく回るように計画を立てたいと思いました。
バードウォッチングに関する気付き
- 鳥の鳴き声が聞こえている時は、周りに野鳥がいないかチェックしながら慎重に進む
バードウォッチング ツアー
初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。
バードウォッチング基礎知識
久下直哉氏監修のバードウォッチング基礎知識です。バードウォッチングを始める方は参考にしてください。 バードウォッチングの楽しみ方 / バードウォッチングの時の服装や持ち物
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蜻蛉池公園の場所と行き方
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