奈良でバードウォッチング
奈良へ珍鳥を見に行く
久下氏が初めてのバードウォッチング 服部緑地のツアー終了後に「奈良へちょっと珍しい鳥を見に行きませんか?」とおっしゃるので、ツアーが終わると急いで奈良へ移動しました。
まずはアリスイを狙う
アリスイはヨシ原にいることが多いキツツキ目の野鳥ですが、木の枝に止まっていることもあるそうです。目的地の近くで、木の上に止まったり、地上に下りたりしているアリスイを撮影しようとしているカメラマンがいたので、私たちも、その近くで、しばらく待ってみました。アリスイは、この日の第一目標では無かったので、タイミング良ければラッキーぐらいの感覚でした。しばらく経っても木の上に上がったまま、下りて来ないので、アリスイは断念して、第一目標の野鳥がいるだろうと推測されるヨシ原に移動しました。
後にそのヨシ原で、数秒間ですがアリスイを見ることができました。長い舌でアリを絡めとって食べるので、アリスイという名前だそうです。
北海道や東北地方北部で繁殖し、関西では冬しか見ることができない漂鳥です。個体数はあまり多くないので、あまり見ることができない野鳥です。
クイナ
ヨシ原の中に何かいないかなと、見てみるとクイナがいるのを発見。ヨシ原の中でうろうろしていましたが、しばらくすると奥に入り込んでしまいました。
それから少し経つと、ヨシが刈られた所まで出てきているクイナを久下氏が発見。
よく池で泳いでいるのを見かけるオオバンは、ツル目クイナ科の野鳥です。オオバンが岸に上がっている姿を見たことがありますが、こうしてクイナを見ると、確かに体型は似ています。
下のくちばしが赤いのは、クイナの特徴の一つです。大きさはキジハトより少し小さめの、冬鳥です。
ジョウビタキ
折れたヨシの上にジョウビタキのメスが止まりました。地面に下りたり、ヨシに戻ったりと、うろちょろ飛び回っていました。ジョウビタキは冬鳥なので、もう少ししたら、ジョウビタキが見れない季節になります。
ヨシ原の鳥たち
目的の野鳥は見ることができませんでしたが、待つ間にツグミ、ムクドリ、アオジ、アオサギ、アリスイ、クイナを見ることができました。 アオサギがタウナギを捕まえて、器用に飲み込んでいく姿を見ることができました。
バードウォッチングに関する気付き
- 普段に見ているフィールドと環境が異なると、いつもと違った野鳥を見ることができる
- 見慣れた野鳥でも、じっくりと観察すると、さまざまな行動を見ることができる
バードウォッチング ツアー
初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。
バードウォッチング基礎知識
久下直哉氏監修のバードウォッチング基礎知識です。バードウォッチングを始める方は参考にしてください。 バードウォッチングの楽しみ方 / バードウォッチングの時の服装や持ち物
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平城京の場所と行き方
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