タマシギを探そう

タマシギを探しに田園地帯へ

久下氏から、タマシギを探しに行きませんかとお声がけいただき、数人の鳥仲間と東大阪の田園地帯に行ってきました。

ケリがお出迎え

ケリがお出迎え

待ち合わせ場所に向かって歩いて行くと、水田の畔にキジバトよりも大きく足の長い野鳥がいます。まだ双眼鏡を出していなかったので、「まさかタマシギ?」と思っていたら、ケリでした。
2月のバードウォッチングツアー 湖北の水鳥と猛禽類を楽しむでじっくりと観察することができた野鳥です。双眼鏡でケリの容姿を確認すると、何だか懐かしい気分になりました。当時はバードウォッチング歴2ヶ月だったので、その日に見る野鳥のほとんどが初めて見る野鳥で、次から次へと情報が入って来て、パニックになりそうでしたが、ケリをはじめ、じっくりと観察することができた野鳥は記憶にしっかりと残っているものです。
もっとも、この特徴的な容姿なので、じっくりと観察しなくても、覚えやすいですね。

ケリの近くにタマシギ

ケリの近くにタマシギ

少し歩くと、田んぼを挟んだ向かい側にカメラを構えた女性がいました。その女性がいる側に回り込んでタマシギを探しました。その女性が、「いるのはいるけど、草の中に身を沈めていて、なかなか姿を捉えられない」と教えてくれました。みんなで探していると、鳥仲間の一人が、ケリがいる所から少し左の草の中にタマシギらしいものを発見しました。

タマシギを発見

タマシギを発見

久下氏がフィールドスコープを合わせて見せてくれましたが、鳥と言われれば鳥に見えるといった感じです。この写真は、少しだけですが、タマシギが動いて上部が少し見えた時に久下氏が撮影をしました。これぐらい見えると、鳥だと思えるのですが、これよりも低くなると、鳥とは言い切れない状況です。じっと、立ち上がるのを待ちましたが、なかなか立ちません。あちらこちらからアングルを変えて、姿を捕えようとしましたが、上手く全身を捉えることはできませんでした。

チョウゲンボウ

チョウゲンボウ

先ほどの女性カメラマンが、タマシギがいた別の場所を教えてくれたので、移動してみることにしました。歩いていると、久下氏が「チョウゲンボウ!」と言って飛んでる鳥を指さしました。実はこの日、多くのケリムクドリが飛び回っていたので、途中から飛んでる鳥に注意がいってませんでした。
「飛んでる姿をよく見て!特に尾羽!」と教えてもらいました。スーと滑空する時は尾羽がピーンと伸びていて特徴的です。見ていると、あっという間に遠くへ飛んでいきました。
しかし、その後にもチョウゲンボウを見ることができ、そう遠くない電柱の上に止まったので、久下氏の撮影してもらう事ができました。頭頂部まで茶色いのと、尾羽の柄でメスであることが分かりました。

ケリのヒナを狙うチョウゲンボウ

ケリのヒナを狙うチョウゲンボウ

チョウゲンボウは、地上を伺うように飛んでは電柱に止まることを繰り返していました。スイーと滑空(ソアリング)しては、羽をバタつかせホバリング(停飛)したりしていました。しばらく観察していると急降下しましたが、何も捕ることができなかったようです。
少し離れた所では、ホバリングしているチョウゲンボウへ向かって、地上からけたたましく鳴きながら飛びあがり威嚇しているケリを見ました。久下氏が、ケリのヒナを狙っているチョウゲンボウに、ケリの親鳥が近づかないように追い払おうとしていると教えてくれました。
チョウゲンボウは、ハヤブサ目ハヤブサ科の野鳥で、上空からネズミのような小動物、野鳥のヒナ、昆虫などを捕えて食べるのです。
ケリは気が荒いことで有名ですが、チョウゲンボウよりも迫力があり、ヒナを守る親鳥の強さを目の当たりにしました。

オオヨシキリのさえずりが聞こえる

オオヨシキリ

移動していると久下氏が「ギョギョシ ギョギョシ と聞こえるのが分かりますか?オオヨシキリさえずりです」と教えてくれました。そこで、タマシギ探索はオオヨシキリ探索に変更になりました。
葉が生い茂った木の方からさえずりが聞こえますが、少し距離があるのと葉が邪魔で、スズメよりも少しだけ大きい程度のオオヨシキリは、見つけるのに苦労していると、先ほどタマシギを見つけた鳥仲間が見つけてくれました。一度、双眼鏡で見れると、目が慣れて数羽のオオヨシキリを見ることができ、分かりやすい所に止まっている時に、久下氏が撮影してくれました。

オオヨシキリ

葉に隠れ気味ですが、オオヨシキリの特徴の一つである口の中が赤いようすが分かる写真も撮ってくれました。

タマシギ探索 再開

タマシギ探索 再開

先ほどタマシギを観察していた所に戻ってみましたが、相変わらずじっとして動きません。その時に一人の男性が、先ほどの女性カメラマンが教えてくれた別のタマシギを見た場所を、詳しく教えてくれました。その場所へ移動してタマシギを探しました。いるにはいましたが、先ほどと変わらないぐらいに低姿勢で動きません。
先ほど場所を教えてくれた男性もやって来て、「あちゃ~。もぐりこんでるなぁ。抱卵にはまだ早いと思うけど、もしかしたら抱卵かも。でもメスもいたはずやけど」と言っている時に、野鳥仲間の一人が全然違う方向に双眼鏡を向けていて「お腹の白い鳥がいるけど、あれは何?」と言い出しました。草の中に隠れていたタマシギのメスが動き出したのを見つけたのです。
少し動いては座り込んでを繰り返します。低い姿勢で動いているときは、少しだけ姿を見ることができ、写真を撮ってもらう事ができました。

タマシギ という鳥

タマシギ という鳥

最後になりましたが、タマシギという野鳥に関して記載しておきます。ケリと同じくチドリ目の野鳥で、サイズは、全長25cmでムクドリぐらいの大きさです。
オスの方が派手な野鳥が多い中、タマシギはメスの方が派手です。また、さえずりもオスがメスにアピールすることが多い中、タマシギはメスがさえずります。メスは卵を産むと、抱卵や育児をオスに任せて、別のオスを探しに行きます。
ちょっと変わった鳥ですよね。

バードウォッチングに関する気付き

  • 見難くても諦めずにじっくりと探す
  • 飛んでいる鳥は姿と柄で見分ける

バードウォッチング ツアー

初めての方でも楽しめる、野鳥ガイド 久下直哉氏 と行くバードウォッチングのツアーです。

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